アセンションの時代

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「目的と苦労」の区別

私達の信念の中には、「幸せとは苦労によって手に入れるもの」と言う世界観があります。3次元的な現実の中では、それはある程度は的を射ている考えなのですが、波動上昇が続く今のこの世界の中では最早その世界観は十分に機能してはいません。

既にかなりの勢いで波動上昇を続けるこの世界の中では、「幸せである事を受け入れる事によって幸せを経験できる」と言った現実に世界のあり方が変わってきているのです。

つまり、今ここにワクワクする事があると知っている人はそのワクワクに沿ってより幸せになって行きますし、今ここにはまだ幸せな無くて苦労の先にそれがやって来ると思っている人は苦労を続けて行く事になります。

つまり、それが3次元的な現実から4次元的な現実への移行でもあるのです。

私達は存在として、「幸せ・喜び・調和・一体感・愛」へと向かう性質を持っています。それが、私達の本来の姿であり、自然な状態なのです。

しかし、そうした本来の状態から外れた不自然な状態にあると、そこに苦労が生み出される事になります。そうした苦労の中でも、特に運命的に訪れてくる大きなものをカルマと言ったりします。

カルマとは、より幸せな経験を実現して行く上での、魂が抱えている課題です。それは、罰として与えられるものではなく、課題として魂が自ら選択しているものです。

カルマに限らず、小さなものも含めてその様に表れてくる苦労と言うのは、「本来の自分から外れた問題がその中にありますよ」と言う信号として捉える事が出来ます。

本来の調和的なあり方ではない部分が、そうした苦労を生み出していると言う事です。

それを見つけ出して、そこにあった苦労を解消して行く事によって、人は一歩ずつ本来の調和的な自分をこの世界の中で経験して行ける様になって行きます。

「苦労を積極的に乗り越えて行く」と言う考えには、そうした背景があります。

つまり、何でもかんでも苦労に向かって行くのが良いと言うものではありません。それでは自分が潰れてしまいます。

大前提として、調和的な幸せ(それをワクワクとも表現できる訳ですが)に向かって行く上で表れた苦労・困難には、積極的に取り組んで行く必要があると言う事です。

そうした困難であれば、それを乗り越える事によって一歩ずつよりスピリチュアル的に目覚めた自分へと近づいて行く事になり、日常の中にもそれが反映されて行く事になります。

しかし、苦労と格闘する事自体が目的になってしまうと、1つの苦労が終わってもどこへ抜け出るでもなく、また次の苦労、次の苦労と困難に向かって行く事になってしまいます。

つまり、立ち向かって行く苦労・困難とは、調和的でワクワクとした幸せな自分を実現して行く上での苦労である必要があるのです。なぜなら、目的は幸せになる事であり、苦労と格闘する事ではないからです。

もちろん、幸せを実現して行くためには、苦労として表れる障害を乗り越えて行く必要があり、そう言う意味では苦労を乗り越える事も目的となりえます。

ただ、それは幸せを経験するという、より大きな目的へと繋がるものでなければなりません。

また、そうした方向性を持った上で、物事の順序と言うものも抑えておく必要があります。前の記事などでも書いたように、私達の物質的な世界では、エネルギー世界とは異なり物事を進めて行くためにはそれなりの順序・過程を踏まなければならないのです。

その過程を経験する事が、この物質的な世界ならではの経験であると言えます。

つまり、そうして私達の魂は、幸せになるためにはどうしたら良いのかと言うその過程を、人生を通じて学んでいるのだという事です。

そのために、まず大前提として幸せ・ワクワクに向かい、日常の小さく簡単な所から徐々にそれを自分の中に育て浸透させて行く必要があります。そうした中に表れてくる苦労・困難には積極的に乗り越えて調和的な自分を実現して行く必要があるのです。

例えば、最近書いている事で言えば、積極的に有給休暇を取って定時に帰って趣味を楽しむあるいは探してみるだとかですね。それを実現しようと思った時に、意味の無い周囲の妨害にあえば、そうした部分では上手くそれを乗り越えて行く必要があると言った感じですね。

パワーストーンに興味があれば、そのワクワクを更に一歩さらに一歩と進めて行く事が大切です。例えば、あらゆる情報を読み漁って知識が豊富になれば、ホームページを作って訪問者を増やし、ネット販売を無理なく少しずつ増やしていけばその内に副業くらいになるかも知れません。

また、フリーマーケットに出展して、訪れた人たちに色々な雑学を教えてあげるのもいいですよね。そんな繋がりが増えて来たら、無料で文化教室みたいな事をして仲間を増やして行けるといいですよね。輪が広がりだしたら、少しずつ有料の部分を作って行くのも良いと思います。

そうした基盤が十分に広がって、貯金・年金受給・他の収入源(アルバイト等)に上手く見通しが立てば、その時は転職と言う可能性も現実的になってくるかも知れません。

老後の生きがいに繋げて行く為に、今からそうした基盤を築き始めて、何十年ではなく何年かくらいの早期退職を目指すと言うのも1つの可能性ですよね。

つまり、「困難を乗り越える」と言うのは、そうしたワクワクした自分を実現して行く上で訪れる困難を乗り越えるという事であり、それによって、パソコンの知識が付いたり、人との会話が上手く出来るようになったりと言う形で、目的(具体的であれ抽象的であれ)に向かい前進して行けるといいですよね。



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