アセンションの時代

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2つの世界

身近な人であればあるほどに、こうすればいいのに、ああすればいいのにと思う事があります。

それを伝える事は良いのですが、押し付けてしまうと、お互いの間に葛藤が生まれることになります。

例えば、仲良くすればいいのにと思っている人と、頑張って競争に勝たなくてはと思っている人がいたとします。

仲良くすればいいのにと言えば、そんな事では競争に負けて落ちこぼれてしまうと反発されるでしょう。

もっと競争を頑張らないとと言えば、リラックスして人生を楽しみたいのと反発されるでしょう。

つまり、お互いの持つ価値観・目的が同じ方向性を持つまでは、調和的な形で、より積極的な関わりを持つことは難しいんですね。

そうした場合は、少なくともその部分についてはお互いに一定の距離を保って行かなければ、近づけば近づくほどに葛藤が生まれることになります。

そして、それぞれの経験を深めて行くために、同じ価値観・目的を持つ人達が、より強く繋がり合って行く事になるのです。

調和を求める人達が、色々な機会の中で繋がを拡大させ始めています。同じ価値観を持つ人達が、その思いを現実化して行こうと、様々な活動が起こり始めています。

その一方で、生き抜くためのより過酷な競争へと進んで行く人達も、そうした競争と言う機会の中で、分離的な関係の中へとより深く潜り込んでいるのです。

これまでの世界においては、大半の人々は競争的な社会環境の中に閉じ込められて来ました。

しかし、インターネットの普及によって、競争に背を向けた人達が急速に繋がり始めているんですね。そうした流れが、人々の中に新しい世界観を広め、さらにそれを社会の中へ現実化して行く為の行動となって表れ始めてもいるのです。

これまでの先頭集団は、知識を広める時間帯の中にありましたが、ここからはそれを自分のあり方の中へと浸透させ、日常社会の中で表現しながら同じ仲間達と緩くあるいは強く繋がりあって行動を始める時間帯に入って行きます。

もちろん、その前を行っている数少ない人々や、直ぐ後に、あるいはさらにその後に続く人達も大勢います。それは、全体から見れば小数派ではありますが、目に見える形で表れ始めており、確実に拡大を続けているのです。

その一方で、分離的なあり方の中で競争に励み、それとは異なる目的地に向かって行く人達も大勢います。それぞれが、自らの選択した道を進んでいるのです。

そうして2つに別れ始めている集団は、徐々にお互いがお互いを、日常の中に捉える機会が失われて行く事になります。

そして、ある時点をもって、完全にお互いの存在する世界が切り離れることになるのです。それが、最大の「イベント」と言われる瞬間であり、アセンションが完了する時であると言えます。

私たちは物質的に世界を捉えているために、どうしてもその部分が受け入れられない人もいるかも知れません。しかし、それはたいした問題ではないのです。大切なのは、調和の大切さを知り、それを自分のあり方として日常の中に表現する課程を着々と進んで行く事なのです。

1つの饅頭が目の前にある時、それを仲良く分け合うのが1つの選択肢です。

そして、どちらがそれを食べるに値するのか、比較競争で決めると言うのがもう1つの選択肢です。

後者を選択した結果、極めて少数の人達が世界中の饅頭を独占し、残り僅かな饅頭を巡って人々が競争して働いているのがこれまでの世界です。

自分のペースで(有給休暇を取得したり、定時での帰宅を目指したり)可能な所から、そうしたあり方から手を引き始めると良いかも知れませんね。

そして、趣味を楽しんだり、調和的な関係を拡大していけるといいですよね。



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