「情報公開」とそれを「受け取るに相応しい対応」
原子力について議論される前に生活が議論されてしまう。
原子力発電所が建設されるたびに、それを斡旋した議員には数十億～数百億のリベートが入るって聞いたことがあるのですが、本当なんでしょうか？ねえ、中曽根さん！
聖書の暗号の稲生さんが書かれていましたが、今から重要になるキーワードは「情報公開」だと言うことです。
福島の惨状をどう伝えるべきかという問題は、とても難しい問題だとは思います。ただでさえ、今のような経済情勢です。
首都圏の地価が暴落するようなことになれば・・・
放射能汚染で、食料品が不足するような事態になれば・・・
こう言ってしまっては福島で苦闘されている皆さんにはとても気の毒だとは思うのですが、政府が全ての真実を公表してしまえば、福島の壊滅は日本の壊滅へと拡大する恐れもあると思います。政府はそれを恐れているのではないでしょうか。
福島周辺の危険性も、日本が崩れてしまう危険性も承知した上で、気づいた人から、出来る人から順次に「自主」避難してもらう。それが政府の方針ではないでしょうか？
良い方針だとは言えません。それではあまりにも福島の人々に酷であります。
しかし、他に日本の崩壊を防ぐ方法も思い当たらないのも事実です。
国民が一致団結して解決策を求めたのなら、越えられない困難など無いと思うのですが・・・。むなしい理想論・・で・・・・・。
現実的なところで、世界中から集まった善意の義援金をスムーズに有効に活用してもらいたいですね。
また、福島から避難（移住）される方々への支援に力を入れてもらいたいですね。
予算がない＝支援できない、ではないですからね。都会からの移住を募集している過疎地も多いと思いますし、そうした移住を希望されている方達とのマッチングってうまく出来ているんでしょうか？
いずれにしても、社会の何もかもが難しい状況になってきています。
全ての情報がオープンであるべきだとは思いますが、実際にはそうなってしまって大丈夫だろうかという不安もあります。
情報が伏せられている場合、それは何かを守るためである事が多いと思います。１つにはごく一部の人々の利権を守るために。もう１つには、より大きな社会全体を混乱から守るために。
原子力利権やいわゆる闇の権力などを守るための情報は、どんどん公開されていくべきですし、実際に時代はその方向で加速し始めていると思います。
そして、全体を守ろうとしての伏せられる情報も、今後は公開されていく方向にあると思います。ただその時、その情報を受け取る私たちには、それを受け取るに相応しいだけの対応が求められます。
つまり、ここでもやはり私たちは精神的進化を求められることになるのです。
