アセンションの時代

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複雑をシンプルに・新時代の夜明け

物事の本質はとてもシンプルだと思うんです。
 
ところが、現代社会はそれを複雑に捉えようとする努力が「知的」だと評価される傾向があるように感じます。
 
シンプルな本質を捉えた上での、より詳細な検証であればその通りなのかもしれませんが、実際には部分部分の詳細な検証ばかりで、全体的な本質を捉えていない評価があまりにも多くはないでしょうか?
 
例えばそれを絵画に例えるのであれば、木を描くときに、まず幹や枝を中心とした全体像を捉えてそれからその部分部分を細かく画いていくと良いと思うのです。ところが、最初に一枚一枚の葉っぱから細かく画きだして、そのウンチクを語ることを仕事にしており、全体像が正しく捉えられていない、あるいは始めから全体像まで描ききる気がない評論家とか多いような気がします。
 
細かな話しは、全体的な本質を捉えてこそ意味を成すと思うのです。
 
例えば、ユーロ・円・ドルという通貨があり、ユーロが崩壊の危機に直面しています。ユーロ圏は政府の借金が多いと言いますが、財政規模に対する借金残高から言えば、日本の方が遙かに借金残高が多いハズです。
 
日本には資産がある、と言うなら、資産を差し引きした純負債残高で言えばアメリカの方が圧倒的に多いハズです。
 
経済状況はアメリカでもかなり酷いはずであり、日本も直ぐ後を追っています。しかも、ユーロ危機が叫ばれはじめた時点に遡れば、日米との比較において特別にユーロ圏が大きく劣っていたとも言えなかったと思います。
 
では、なぜユーロ危機なのか。
 
日本は円を刷って、アメリカは米ドルを刷って借金を返済し市場を支える事が出来ます。いずれはインフレが副作用として跳ね返ってきますが、とにかく掟破りの切り札を持っている訳です。
 
しかし、ギリシャは自国でユーロを刷る権利を持っていません。スペインもしかり、フランスもしかり、ドイツですら通貨発行権を有していないのです。従って、お金を刷って返済することが出来ないのです。
 
だから、ユーロ危機が先行しているのです。まあ、さらに本質を突けば、早いか遅いかだけで、世界の金融システム自体が破綻しているわけですが。
 
資本主義って?資金力が勝敗の最大のポイントになるという事です。
(お金のある人が、お金の無い人からお金(配当・利息)を取る仕組みです。)
 
グローバル化って?人件費の安い国に工場が移っていくという事です。
(仕事が無くなる。労働者が苦しみあるいは職を失い、資本家が儲ける。)
 
貿易黒字を貯め込むって?それだけ貿易赤字を他へ押しつけているって事です。
(黒字・赤字は借金で調整され、利息が赤字国から黒字国へ流れます。格差拡大。)
 
日本企業はなぜ凋落をはじめたのか?円高だからです。
(探せば色々な理由は見つかりますが、親玉は円高です。システム的な問題です。)
 
基本的に現在の社会システムは、「継続不能」という前提で成り立たせているシステムです。根本的なところが間違っているのです。
 
いや、正確に言うのであれば、私達の望む継続的な平和社会を構築するには間違っているのです。世界から搾取した上で崩壊させ、自分たちが全てを支配しようと考える人々の意向によって構築させられてきた世界なのです。
 
まだそれに気付いている人は少数派ですが、現在、それに気付いた人達が爆発的に増加してきていると思います。この流れは止まらないでしょう。バシャールによると、これまでのネガティブ世界に染まった人々を、ポジティブ思考の人々が上回るのが2012年12月21日だと言われています。
 
それは、人数において上回るのではありません。人数において上回るには、さらにもう少しの時間を必要としますが、その社会に与える影響力がそれを上回るのです。
 
シルビオ・ゲゼル、プラブハット・ランジャン・サーカー等の先人達が提案した経済システムは、新経済秩序を構築する上での、貴重な意見です。
 
天才ニコラ・テスラに限らず、現在では様々なフリーエネルギーが提唱されはじめており、フリーエネルギーの実用化は未来への大きな一歩になる事は間違いありません。石油・原子力の支配体制が崩れつつある現在、フリーエネルギーを世に出すチャンスが到来しています。
 
ベルギーのケッシュ財団がフリーエネルギー技術を世界に無料公開し始めたというのは、その動きの一環です。旧勢力の支配体制が盤石であったこれまでには出来なかった動きです。既に世界は大きく変わりはじめているのです。