アセンションの時代

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ポジティブ・ネガティブ

今日は、ねむりねこさんに頂いたコメントからピックアップさせて頂いて、ポジティブとネガティブについて書いてみたいと思います。

人間の経験と言うのは、いろいろな要素が絡み合っているためにとても複雑な仕組みであるかのように感じるのですが、それらを整理して把握することが出来れば、その本質はとてもシンプルです。

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「ポジティブ」と言うのは、自分の中から湧き上がる「したい」と言う気持ちに主体がある状態です。それは、ハートから湧き上がる気持ちを、マインドが具体化することで表れます。

「ネガティブ」と言うのは、外側に主体を置いて「したくない」と言って拒絶する気持ちによって表れます。それは、エゴから生み出されるものです。

例えば、自分の感覚に集中します。お腹が空いて来たとします。

「美味しい物が食べたいなぁ。」これが、ハートの声です。

「今の季節は、あの果物が美味しいぞ。」これが、マインドの声です。

「あれは苦手だから食べたくない。」これが、エゴの声です。

ハート・マインドの組み合わせがポジティブを表しており、エゴがネガティブを表しています。

ハートの声と言うのは、自らの内側から沸きあがってくるものです。私たちは、自分の内側に意識を集中すると、「したい」と言う声が聞こえるはずなのです。

しかし、エゴのように「したくない」と言う声が出てくると言うことは、主体が自分にではなく外側に置かれているということです。

この時、「エゴは悪いもの」と解釈するのは必ずしもより良い対応ではないのかも知れません。それに「囚われては良くない」のですが、それを利用して「では何がしたいのか?」と、ハートの声に耳を傾ける切っ掛けとして利用するのです。

エゴに囚われると、その嫌なものが主体となって、自分の中にネガティブな思い(経験)がどんどん膨らんで行く事になります。

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この時、「お菓子を山ほど食べたい。」と言うのは、ハートの声に対して、マインドとエゴが混ざって出した答えなんですね。

つまり、「食べたい」と言う部分はポジティブな要素を持っているのですが、「今さえ良ければ、あとはどうでも良い」と言う感じで分離的(ネガティブ)な要素も含まれているのです。体調や自然との調和(ポジティブ)への考慮が欠けていると言うことです。

マインドとエゴは、同じ「思考」によって表れるもので、その区別は必ずしも明確ではない部分もあるのですが、マインドは一体的・調和的であり、エゴは部分的・分離的なんですね。

それも、ポジティブ・ネガティブにそれぞれ含まれる特徴の1つなのです。

例えば、上の例でマインドの影響が強まれば、「おやつとして軽くお菓子を食べて、食後のデザートで果物を食べよう」などと、バランス・調和を考慮したものになって来るのです。

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今書いている本の中でも、ポジティブ・ネガティブに関連して「原発反対」の例について触れています。

原発反対」と言うのは、悪いと言う意味ではありませんが、アプローチとしてはあまりポジティブな方法ではないのかも知れません。

これまでの3次元の社会では、相対的にそれはポジティブな行動とされて来た事で、実際にそのとおりだと思うのですが、これから4次元へと向かう社会の中ではそうしたアプローチは取られなくなって行くのです。

つまり、3次元から見るとポジティブな対応も、4次元から見れば相対的にネガティブな対応になってくるのです。

そこではよりポジティブなアプローチとして、「再生可能エネルギーの促進」に力が注がれていく事になります。

つまり、「外にあるものを主体としてそれを拒む」のではなく、「自らを主体として何に取り組みたいのか」によって行動を決めていくのです。それが、ネガティブからポジティブへの転換だと言う事です。

実際に「原発反対」運動がもたらしたものは、既得権益を持つ人々の強力な反発です。(変化の過程として、原発反対運動と言うのは「必要な過程」であった訳で、それを否定する訳ではありません。)

しかし、太陽光発電などの再生可能エネルギーが促進され始めたことによって、原発の必要性自体がなくなり始めています。

これは、既に今の現実の中で表れ始めていることであり、3次元から4次元への以降過程を象徴する1つの表れであるということが出来ます。



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