アセンションへの助走
「思考」と「感覚」は、右足と左足の関係と言えます。思考が進めば感覚が進み、感覚が進めば思考が進みます。
そうして私たちは、私たちの本質である「意識」を上昇させていくのです。
例えば、これまで私たちは「時間」について、3次元的な直線的な概念を持って思考で捉え感覚で感じ、そうした世界に意識を置いて経験を重ねて来ました。
その状態で、実は時間と言うのは幻想であり、あるのはただ「今」という永遠だけなのだという事を知ります。
しかし、それで終わりではないのです。
つまり、これまでの「時間」と言うものは幻想なのだという事を知る事によって、私たちの思考は一歩歩を進めることには違いありません。
すると、一歩進んだ状態で時間を感覚的に捉えるようになってきます。
しかし、ただ一歩進んだだけですから、時々その事に集中した時に、何となくそんな気もするかもしれないという程度の感覚でしかないでしょう。
その状態でもう解ったからそれについてはお終いとはせずに、幅広く多次元マインドを深めていく中で、時間についても繰り返し吸収を重ねていきます。
すると、思考はさらに一歩進んだ状態で「時間」を理解し始めます。すると、感覚もさらに一歩進んだところで時間を感じ始めるのです。これまでとは違った形で、時間に対して感じるものが出てくるのです。
それは、「最近、時間が過ぎるのがやけに早いなぁ」と感じるかも知れませんし、または違った感覚として感じるかも知れません。
それになれてくると、更に思考は多次元的な視点から時間に対する理解を深め、やはりそれを追って感覚もさらに進歩する事になります。
こうした事を繰り返し続けていく事により、ある時、数年前の自分と比較して見ると驚くほど自分の世界が変わっていることに気付くのです。
そして、それは何も、「時間」に対してだけの事ではありません。
「仕事」「お金」「空間」「人間関係」「社会」「文明」「宇宙」「高次元生命体」等々全てにおいて言えることなのです。
現在、私たちの体験している地球次元におけるエネルギー環境と言うのは、既にかなりのスピードでアセンションを遂げています。
これは、準備の出来た人たちは、アセンションをすることが出来るということを意味します。ただ、アセンションと言うものは部分的に量子飛躍によって一気に進む過程もありますが、基本的には人生と言うスパンから見れば、長い時間を要して次元を移行する過程です。
アセンションと言うと、今でもみんな一緒にそろって外(目に見えて五感で感じる3次元的な世界)からやってくると思ってそれを待っている人がいるかも知れません。
しかし、それを外に求めている限りは、3次元世界から抜け出すことは出来ず、ますます3次元世界にしがみ付いていることになるんですね。「待つ」という姿勢についても同様に3次元世界にしがみ付く事を意味します。
なぜなら、「待つ」とは「今は不完全であり、完全は未来にある」という3次元の概念に基づくものだからです。それにしがみ付けば、ますます3次元の深みにはまってしまいます。
私たちは、多次元的な思考を脳に定着させて、多次元的な感覚を起動させていくというアセンションの過程に挑んでいるところなのです。
それは全て、内面から起こるものであり、外からエネルギーがやってきて自分たちを救い上げてくれるというものではないのです。
なぜなら、外からのエネルギーは既にやってきているのですから。
しかし、内面からの変化を起こさない限り、そのエネルギーに気付きそれを活かす事は出来ないのです。
カギは外に転がっています。主にはチャネリング情報等として、本やネット内で見つけることが出来ます。しかし、それをカギとして受け取るには、ある程度「思考」を多次元的な方向へと向けなければならいのです。
本や情報というのは、3次元ホログラム世界に象徴として現れた、高次元のエネルギーそのものなんですね、実は。
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