アセンションの時代

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変わり行く社会

実は、今月に入って電子書籍に関する業界で、大きな出来事があったことを皆さんご存知ですか?

私も知らなかったのですが、電子書籍の販売管理画面を見ていて「んっ?」と思った事があって調べてみたのです。

今月から、Amazonで、月額980円の定額で電子書籍の読み放題サービスが始まったのです。

色々調べてみると、これが出版・書店・作家等の間で、かなり大きな話題となっているようです。それからもちろん、読書家さん達の間でも。

基本的に、読書家の人たちの間では、品揃えがどの程度かという問題はあるものの、総じて歓迎の声があがっているようです。

一方で、出版・書店業界では、壊滅的な打撃が心配されているようです。ただでさえ、電子書籍に押されてジリ貧の状態であるところへ、最王手のAmazonが乗り出してきたという事で、危機感を募らせているようです。

そして、プロの作家さん達も同様に危機感を感じているようです。月に980円でバンバンと本を読んでくれたのでは、もらえる印税ももらえなくなってしまうという事です。

しかし、全体でこれを見れば、労働者の「仕事が減る」一方で、消費者の「出費が減る」という事なのです。

1つの業種に限定して話しているので、労働者と消費者が別の人として捉えられますが、こうした社会の変化は至る業界に広がっており、今や「労働(収入)」と「出費」がどんどんと減っているのです。

そして、労働については、現在は過剰な競争によりそこかしこに無駄がある訳で、そうした無駄な競争を無くせば、さらに一気に必要とされる労働は減っていくのです。そして、「出費」も減る事になります。

これが自然な「文明の進化」なのです。

ところが、私達の社会では、出費が抑えられるべきところを、「資本家(大株主)」達がごっそりと利益として持っていってしまい、そこがシステム上の問題となっているのです。

つまり、それによって文明の進化が阻害され、貧富の格差が増大しているのです。

大体、一人で何千億円とか持ってても意味ないですよね。そういうお金を持っていると、社会をコントロールして影響力を示したくなり、悪さをしだす事になるんですよね。自分は特別視されるべきだと、勘違いしてしまうんですね。

この秋から始まるそうした「搾取的な古いシステムの崩壊」は、最終的には私達にとってはメリットしかないんですね。もちろん、最終に至るまでが大変でしょうが。(笑)

私の場合は、新しく始まるAmazonのシステムで失うものは殆どありません。って言うか、もともと失うようなものは持ってないし。(笑)

例えば、いわゆる作家の人は、印税の減少が顕著になってくる可能性があります。

しかし、私の場合は、もともとが低価格の設定なので、それ程の減少は無いんですね。ゼロになっても、それ程減少しないと言えるかも知れません。(笑)

逆に、「ちょっと気になるけど、こんな人は知らないから買うのはちょっと・・・。」と躊躇していた人たちが、定額読み放題という事で気軽に手にとって読んでくれるようになったようで、そうした情報がページ数で表示されるのですが、先日の日曜日からそれが急に増えました。

ただ、1ヶ月は無料お試しが出来るようなので、それでサービス開始の今月は特別にという事もあるでしょうが。

まあ、いずれにしても程度の知れたレベルではありますが、それでも嬉しいものです。

こうしてブログを書き続けて、まあそれなりに本をかけるようになった頃に電子書籍が広がり始めて、調子よく5冊も出版して。一区切りかなという頃に、こうして読んでもらえるチャンスが拡大して、サポートされてるなぁって感じています。

昔、就職してしばらくした時にも、同じように感じたんですよねぇ。

こんな仕事で、1日どうやって過ごしたらいいんだ・・・。と思い始めた頃に、インターネットが普及し始めて、目の前の画面が巨大図書館に繋がったようになったんですよね。

好きな事を勉強し放題ですよ。(笑)

面白いですね、人生って。



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