意識を自己の中心へ戻す
私たちの意識というのは、視覚によって極端に「前のめり」になっています。つまり、自己の内面ではなく、自己の外面に囚われているという事です。
3次元の世界では、人々は「前へ」「上へ」と向かってきました。つまり、より外面の世界深くへと探求を進めていたのです。
ただ、「探求」というと聞こえは良いですが、それは「囚われて苦しんでいた」という事です。
ひふみ神示の中に、人の世界では「前・上」が重要だけれど、神の世界では「中心」が重要であると説かれています。
私は、これは考え方の事を言っているのだとだけ解釈していました。確かに、「中心」が重要になるという考え方は正しいと思います。
つまり、ピラミッドの頂点や列の先頭が重要なのではなく、これからは輪の中心が大切になるのだということです。太陽系の中心で輝く太陽のように。
これからのリーダーと言うのは、列の先頭で人々を引き連れて行く人や、組織の上から命令を発する人ではないんですね。
人々の輪の中心で、在り方を示す人なのです。
「命令や牽引」でコントロールするのではなく、「示す」ことで人々を引き寄せる力のある人がこれからの時代のリーダーなのだと思います。
それは、考え方としての「中心」の在り方なのですが、私が最近感じ始めているのは、エネルギー感覚として自己の「中心」にあるという事です。
私たちの意識は、自然と前のめりになっているのですが、それは意識が視覚に囚われて前に向かっているという事であり、自己のエネルギーが前のめりになっているという事なのです。
これまでは、エネルギー感覚もそれ程ではなかったし、そうしたことが分からなかったのですが、これまでのエネルギー感覚の変化を振り返ってみて、自分の意識が自己の中心から大きく外れて前のめりになっていたのだという事が良く分かります。
これまでのエネルギー感覚の変化を振り返ると、自分のエネルギー体から前に突き抜けてしまっていた意識を、自己のエネルギー体の中心に引き戻して来たというような軌跡を辿っていたことがわかります。
私たちの意識と言うのは、自分のエネルギー体の外側というか、中心からかなり外れた前方向に囚われてしまっているのです。
その意識を自己の中心まで戻すことが出来れば、ガラリと世界が変わり始めると思います。とりあえず私はその入り口まではたどり着けたように感じ始めています。
電子書籍の中でも繰り返し書いているのですが、世界あるいは自己等というあらゆる存在と言うのは多面的な1つのまとまりであり、バラバラのピースではないんですね。
つまり、考え方を新しくしたのに変化がないとか、瞑想をしたのに変化がないというものではないんですね。1つのピースを変えたのに全体が変わらないというのは、当たり前なのです。
私たちは、自己をいろいろな角度から総合的に変化させて行かなければなりません。それは意識の変化であったり、瞑想等によるエネルギー世界の探求であったりその他諸々です。
従って、結果を求めすぎないことも大切なんですね。1つを変えたから全体が即座に変わるというものではないのです。1つが変われば全体は確実に影響を受け、その変化が全体へと広がっては行くのですが、それで即座にあらゆる面で変化を感じられるというものではないのです。
自分を変化させ続けることに興味を持ち、それに取り組むことを楽しめるといいですよね。すると、いつの間にか全体としての変化を感じられるようになっていきます。過程を楽しんでいるから、結果が近く感じられるのです。
ところが過程を楽しまずに、結果を待ち続けると、結果が遠く感じられつまらなく飽きてしまうのです。
変化は確実に起き続けています。
現在は、エネルギー的にも現象的にも、9月28日をポイントとして高まったエネルギーが安定定着を進めている状態です。おそらく次は12月21日の冬至に向けて新しいエネルギーが高まっていくと思います。
金融市場においても、リバウンド(下落過程での一時的上昇)が終わりつつあり、また徐々に下落圧力が強まっていくと思います。エネルギーの流れもそれにシンクロしていくと思います。
つまり、調和的エネルギーが強まり、古いシステムの崩壊圧力がまた強まり始めるということです。どうも、9月下旬前後に来ると見ていた「崩壊」は先延ばしになったようで、段階的にその過程が進みながら、来年の秋に一気にクシャンと潰れる可能性が高いのかも知れません。
バシャールははじめからそう言っていたのですが、自分の中での現象世界のアセンション進行期待がそれを歪めて前倒しして受け取ってしまったようですね。(笑)
まあ、幅広い視点からアセンションの過程を楽しみながら、現れた結果をかみ締めて行く様にしようと思います。