アセンションの時代

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「被害者」であることを選ばない

アメリカの中央銀行にあたるFRBで、9年半ぶりに利上げが決定されました。

これまで、世界中にばら撒いた大量の資金を、回収し始めたのです。これまでは、FRBが大量に資金を供給することでアメリカ経済を支えていたのですが、これからはその過程で同時に新興国等へ流れ出した資金が還流をはじめることによって、アメリカへの投資が増えアメリカ経済を支えていく事を目指しています。

しかし、これまで大量の投資を受け入れて急成長してきた新興国では、急激に資金がアメリカへと引き上げていくことになり、ただでさえ失速している世界経済は、これで墜落へと向かうことになるでしょう。

これは、分離の時代の終わりを象徴するものであり、アメリカは世界をつぶして自分が勝ち残る政策をとっているのです。

しかし、それはアメリカに限った話ではなく、各国はどこもがそうした生き残り合戦に全力を注いでいるのです。

こうした金融政策に限って見れば、これまで世界を支配してきたアメリカがやはりコントロールに長けており、アメリカ以外では日本がかなりうまくやっていると思います。

ロシアはそうしたあり方とは根本的に違う、実体経済を重視した新しい方向性を目指しているようです。

中国は完全にコントロールを失ったように感じられ、どこもがそれぞれの事情の中でかなり混沌とした現実が表面化し始めています。

そこに向かって引き金を引いたのが、今回のFRBの利上げだと言えます。

何でもそうなのですが、大切なのはこうした変化の始まりを、私たちがどう受け入れ乗り越えていくのかという事です。

これまでの私たちは、そうした政策や混乱に批判・文句を連ねることで、自ら「被害者」であることを選択してきました。

しかし、それは違うんですね。

これは「チャンス」なのです。

私たちがそれを選択すればの話ですが。