アセンションの時代

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仮想通貨

2017年は、仮想通貨(暗号通過を含む)が表舞台に立った年だと言えます。

誕生自体もビットコインを先頭に、ほんのここ数年のことなのですが、市場規模が爆発的に膨らみ始めたのが今年に入ってからです。

価格は主要なものでも、今年だけで数倍~30倍にも上昇しています。

当然、いわゆる金融の専門・プロ達は、口を揃えてバブルの危険性を警告し続けています。

ただ、ブロックチェーンと言う技術(中央集権的な金融体制を消滅させうる)に夢を見ている人たちと、高額な手数料を取られて来た人たち等の勢いは、もはや止められる段階を越えたと言えるのだと思います。

つまり、金融を操作して来た人たちにさえ止める事が出来ない流れとなり始めています。

実際に、各国政府や金融関係者が、規制や警告を発し続けているにも関わらず、瞬間的な下落の後に瞬く間にさらなる上昇へと切り替えしていくのです。

ほんの1年前までは、金融市場が崩壊すれば、そこから逃げ出す資金は、金銀にしか向かい道がありませんでした。

そして、その金銀は金融のプロ達に低く価格操作された上で、その人たちによってひたすらに溜め込まれていたのであり、そうした状態は今も続いています。

先日も書いたように、そうした現実が、仮想通貨の市場拡大をサポートしてしまったのですね。皮肉なものです。

これによって、今後訪れるであろう金融・経済の崩壊的な混乱は、当初のシナリオからの比較においては、かなり緩和される事になるだろうと思います。

つまり、混乱には違いなくても、ある程度の秩序が維持された中での崩壊になるのではないかと思います。

こうした、仮想通貨市場において、現在大きなシェアを占めている国が日本なんですね。

規制を強化しようとする他国に比べて、日本はかなりオープンな対応を見せています。

例えば、欧米は支配者達のお膝元であり、そこでその体制を覆すような仕組みが広がるには、どうしても抵抗となるものも生まれてきます。

中国なども、共産党が強く支配した国なので、締め付けが強くなるなどと言った状況です。

一方で、ロシアと言うのは支配者達の抵抗勢力の筆頭であり、仮想通貨などの導入にも積極的な動きを見せています。

大衆的な視点からは、出稼ぎの多い国や、国の通貨がインフレで上手く機能していない国などでは、お金はビットコインへと向かっているようです。

まだまだ、完成された仕組みではないために、今後、多面的に機能・利便性が整えられて行く事になると思いますが、古いシステムの崩壊と、そうした新しいシステムの構築の進行具合のバランスがどこでどうなるのか、とても流動的な時期に突入し始めているといえると思います。

そうした大きな混乱を考えれば、手元に実体として存在しない仮想通貨の危うさと言うものも否定は出来無い訳ですが、いずれにしても今はさらに市場が拡大し、「通貨」としての不動の地位を築くところまで、駆け上がって欲しいものです。

ただ、金融機関や中央銀行の主導による仮想通貨は、逆に完全支配のための道具ともなるために注意して推移を見て行きたいところですね。



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